還暦の豆まき 
月曜日, 2月 7, 2011, 06:09 AM
 きのうの穏やかな日曜日、四日市市大宮町の志氐神社に地元羽津小学校出身の同級生42人が集まり、裃の装束を着けて還暦の厄除け祈祷の後、境内の舞台の上にあがって、一斉に豆まきをやりました。

 その後の宴会では、何十年振りかで合う友とお互いの老いの差を確かめ合いながら、楽しく語らいました。1万2千円という高額の会費にもかかわらず、総勢105人ほどの卒業生の内の4割もの人が、東京組4人を含めて遠方からも集まるのは奇跡的だと思ったのですが、みなさんそれぞれに、「還暦」という人生の節目を同世代の旧友と一緒に迎えたいという気分であるのかなと思った次第です。

 次々と近況報告に立った旧友たちからは、親の介護、自分や家族の健康、結婚しない子供たちの心配など身近な話題が口をついて出てきました。将来の大きな夢などと云うことを語る人はいませんでしたが、ささやかな今の幸せを大切にしてゆこうという雰囲気がみなぎっていて、昔と違っていまや「初老」でしかない還暦人の元気さを見た思いがしました。この人たちが元気さを失わない限り、日本の未来は明るいよ!

藤井 由幸


冬来りなば・・・ 
金曜日, 2月 4, 2011, 06:48 AM
 きょうは立春。暦の上ではもう春です。外も少しずつですが温かさを増してきたような気がします。

 今朝発売された「ロンドン・エコノミスト」誌の巻頭記事の中で、菅首相の開国、税制改革という看板政策が「過去数十年間で最も大胆な政策提言である」と最大級の賛辞を得ていました。この提案をつぶすか、実行に移すことができるかは、これからの政治的な実行力、世論の盛り上がりにかかっているといえます。「菅総理が失敗したら、日本はまた暗闇の中に沈んでいく」とまで書かれていますが、私はこのあたりで本当に日本の政治の流れが変わってくれるのではないかと、密かに期待しています。ただし、国会議員の皆さんが、「次に当選すること」「党勢を拡大すること」といった保身に走らずに、本当に国家・国民のことを考えてくれるようになることが、大前提です。

 それにつけても、小沢一郎さんの問題にしてもそうなのですが、日本では、政治家の「大志」に対する感謝、希望、という意識があまりにも軽すぎるような気がしています。(ただ、それだからと云って、小沢さんが国会での説明責任を果たさなくてよいということにはならないけど)それもこれも、政治家自身が我が身のことを省みずに天下・国家のために奉仕するという姿勢が乏しいことあるのでしょう。もうひとつは、やはりマスコミの責任です。政治を面白おかしく論じるのは結構だけれども、視聴率かせぎのために、部数稼ぎのために、心意気のある政治家をこき下ろすことはもうやめてもらいたい。日本のマスコミ人の真のジャーナリズム意識の欠如が日本の発展の大きな阻害要因になっていると感じるのは、私だけでしょうか?

藤井 由幸



節分 
木曜日, 2月 3, 2011, 09:45 AM
 今日は節分、中国では旧暦のお正月ということで、「民族大移動」が起こっているようです。日本にも大勢の中国人の観光客が来ています。きのうは大阪への日帰り出張でしたが、近鉄特急はなぜか往復ほぼ満席。社内には、中国語や韓国語があふれていました。日本も、よほど国際化が進んできているということでしょう。しかも、一昔前までは、外国人と云えば「金髪・青目の白人」というイメージだったのが、今は、日本人とほとんど見分けがつかないアジア人が大層を占めるようになってきています。これも時代の流れ、素晴らしいことではないかと思います。

藤井 由幸


エジプトの民主化デモと中国 
火曜日, 2月 1, 2011, 07:33 AM
 連日、エジプトの民主化運動のことが報道されています。直接の原因は、ムバラク大統領が30年近くも大統領職にあって政治を私物化したり、汚職など官僚の腐敗が進み、インフレや不況で生活に苦しんでいる民衆の不満が一気に噴き出したものです。

 これは、実は日本人観光客が帰れる、帰れないと言ったマスコミ報道とは次元の異なる大きな問題をはらんでいます。直接には、原油価格の高騰、円高・ドル安、株安という形で、私たちの生活にも跳ね返ってくるような市場の動きと云うのがあります。

 チュニジアに始まった北アフリカの長期政権に対する民主化運動というのは、リビアやサウジなど中東の他の独裁国にも波及するのではないかと心配されています。でも、サウジなどはお金持ちの国で税金も払わなくてよいので、民主化などと云うエネルギーはすぐには生まれないでしょう。

 エジプトの民主化運動を世界中で一番注目しているのは、実は中国ではないかと思っています。今は、経済も絶好調でいいですよ。それでも、インフレが忍び寄り、5年先か10年先かいつかはバブルがはじける時が来て、その後しばらくは深刻な不況に陥ることが懸念されています。その時に民衆が蜂起することを中国の共産党政府は一番恐れているのでしょう。

 中国空軍の練習風景というプロモーション・ビデオにハリウッド映画「トップ・ガン」のいちシーンが勝手に使われているという報道があったので、そのビデオを実際に見てみると、飛行機の爆撃シーンの破片の飛び散り方が全く一緒で、明らかにコピーだということが分かります。中国では、盗人が海賊版をつくるのではなく、政府が海賊だということを証明しています。そこまでしなければ秩序を維持できない国は、いずれは悲惨な終末を迎えるということが歴史の教えるところではないでしょうか。

藤井 由幸

雪への備え 
月曜日, 1月 31, 2011, 06:31 AM
 きょうは関西地方が大雪になるという予報だったので、出張先のH県のホテルまで日曜日の夜うちに移動して泊まっています。いまは、快晴で雪もなく、用心しすぎたのかもしれません。ただ、近畿北部のあちこちで鉄道も国道も交通が止まっているということがテレビのニュースで報じられていますので、紙一重の差かなと思います。台風などについてもそうですが、用心をして準備をしておくと、災害はやってこないというのが私の経験則です。入念な準備は厄除けのようなものですね。

藤井 由幸



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