２０２０年度の第36回四日市文芸賞において、藤井由幸代表の書いた短編小説「純平の夏」が奨励賞を受賞し、このほどその表彰式が催されました。

代表が小説を書くのは初めてのこと。「純平の夏」は、平凡で純真な小学6年生の純平少年が、家族やほのかな恋心を抱く混血の同級生の精神的な支えを得て、ひと夏の間に成長する姿を描いています。地元の小学校の集団赤痢についての自由研究を通して現代のコロナ禍との対比や地域社会に支えられる子供たち、戦争と平和についてまで考察を広げるスケールの大きさが評価されたようです。